みんなのN響アワー|NHK交響楽団
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心とからだにじわじわ効く、特別なあの音。|星野概念
僕はこれまで、クラシックのコンサートに頻繁に足を運んでいたわけではありませんが、音楽は全般的に好きで、嗜む程度ではあるもののクラシック音楽も聴いてきました。
クラシック音楽の中で主に聴いてきたのは独奏曲でした。特に学生時代、萩原朔太郎とアルチュール・ランボーというやや難解な詩人に同時期に夢中になり、詩の交換を続けるという若さゆえの少し恥ずかしい思い出を共有した友人に教わったバッハのピアノ独奏曲
#1 クラシックと、ポップスは、地続きだ。
クラシックやアンビエントなど、さまざまな音楽のエッセンスを取り込みながら活躍する音楽家であり、WONKやmillennium paradeのキーボーディスト、映画音楽作曲家としても活躍する江﨑文武さん。4歳でピアノを始め、子どもの頃はジュニアオーケストラに所属していたという彼は、その音楽活動の端々でクラシック音楽から影響を受けてきたといいます。今回江﨑さんがN響を訪れ出会ったのは、N響を指揮する世
もっとみるはじめまして、東京芸術劇場。
奏者の息づかいまでが感じられる迫力に、まるで四方八方から聴こえてくるような豊かな音色に包まれ、その感動を共有するように客席が一体となって拍手を送る。それは、実際の会場でしか味わえないクラシックコンサートの魅力でしょう。N響は、2021年9月から定期公演の会場に、東京芸術劇場のコンサートホールを加えます。そこで、愛称“まろ”の名で親しまれる第1コンサートマスター、篠崎史紀さんと共に東京芸術劇場をめぐ
もっとみる#1 予測できない展開が、聴き手の想像を掻き立てる。|額田大志×ブルックナー
長くて難解なイメージを持たれがちなのが、クラシックの楽曲。現在のトレンド音楽のなかにもそのエッセンスは散りばめられていますが、いまいちどんなふうに楽しんだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。この連載「名曲の『ココ』を聴こう」では、クラシック音楽にも影響を受けながら、ポップミュージックシーンで活躍する音楽家たちがクラシック曲の聴きどころをピックアップし、その面白さを解説します。
みんなのN響アワーって?
ポップスにロック、ジャズ、ヒップホップ……。
音楽は、私たちの心を揺さぶり、
いつもあたらしい感情を沸き立ててくれます。
そして、それはクラシック音楽だって同じ。
格式が高くて近寄りがたい? 知識がないと難しい?
身構えてしまいがちですが、
長い間、みんなの心を掴み続けているクラシック音楽こそが、
数多の音楽の”原点”だと言っても過言ではありません。
「みんなのN響アワー」は、
クラシック音楽