オーケストラに、副音声をつけてみた。|ベートーヴェン《田園》
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オーケストラに、副音声をつけてみた。|ベートーヴェン《田園》

「オーケストラに、副音声をつけてみた」と題し、ポピュラー音楽シーンで活躍する若手アーティストに、N響の過去の名演を聴きながら、自由気ままに実況解説をしていただくというラジオ番組のようなこの企画。全編をPodcastで、ハイライトを記事でお届けします。

今回、副音声を担当いただくのは、『みんなのN響アワー』ではお馴染み、WONKやmillennium paradeで活躍する音楽家の江﨑文武さんと、ボーカルからベース、鍵盤、サックスなどのマルチプレイヤーでもあるアーティスト、TENDREさん。楽曲は、クラシックの王道、ベートーヴェンによる《交響曲第6番「田園」》です。

オーケストラや吹奏楽をやっていたお二人だからこその視点で、楽曲の聴きどころや、切り込んでいただきます。クラシックをちゃんと聴いたことがない、オーケストラのコンサートに行ったことがないという方も、クラシックの楽しみ方やコンサートならではの魅力を知って、ちょっと世界が広がるかもしれません。

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情景が浮かぶ交響曲、ベートーヴェン《田園》。

今回、江﨑さんとTENDREさんのお二人に聴いていただくのは、ベートーヴェン作曲《交響曲第6番「田園」》。2018年、ヘルベルト・ブロムシュテット(*1)指揮によるサントリーホールでのN響定期公演の演奏です。

この楽曲を選んだ理由のひとつは、作曲家のベートーヴェンは、クラシックに馴染みのない方でも誰もが知っているであろうということ。もうひとつは、誰にでも身近な「田園風景」を題材に、情景やストーリーが分かりやすく描かれた作品であるということです。

ベートーヴェンといえば、《交響曲第5番「運命」》や、年末に演奏される「第九」《交響曲第9番》など、ダイナミックな曲をイメージする方も多いと思いますが、この《田園》は少し雰囲気の違う、穏やかな曲調です。

《運命》はベートーヴェン自身が付けた題名ではないのですが、《田園》は彼自身によってタイトルが付けられており、各楽章にもサブタイトルが設けられています。当時の多くの音楽が、純粋に音楽としてのみ構成されているのに対して、鳥の声、川のせせらぎ、雷や嵐などの具体的な情景描写を含んでいる、ストーリー性のある作品です。本編でTENDREさんが話しているように、ディズニー映画『ファンタジア』(*2)の中の一作品としてアニメーション化されており、そのアニメの情景が目に浮かぶという人もいるでしょう。

全編は、Podcast で配信。記事では、一部のハイライトの書き起こしをお届けします。副音声なしの、音楽のみの音源もそれぞれの楽章ごとにつけています。

クラシックをあまり聴かない方も、副音声でポイントを聞いてから演奏のみの音源を聴いてみたり、先に演奏を聴いてから記事を読んでみたり、自由にお楽しみいただけたらと思います。

これからベートーヴェンの《田園》を、江﨑さん、TENDREさんのお二人と一緒に散歩してみましょう。

(音源提供 / NHK)

開演前に:《田園》はそれぞれの思い出の曲。

江﨑:今回は「オーケストラに副音声をつけてみた」企画ということで。

TENDRE:なるほど、おもしろそう。やったことないので新鮮です。

江﨑:今回聴く音源は、ベートーヴェン作曲《交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」》。2018年、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮によるサントリーホールでの公演の音源です。

TENDRE:いやあ、《田園》。懐かしいなって思っちゃうんですよ。

江﨑:おっそうなんですか?

TENDRE:ディズニーの『ファンタジア』っていう映画の中で、まさに《田園》のアニメーションがあるんですよね。小さい時に見ていて、その映像が染みついてる。結構思い入れのある曲かも。文武はどうですか?

江﨑:僕はこの曲、ジュニアオーケストラにいた時に演奏したことがあって。というと、だいたい「オーケストラで何の楽器やってたの?」って言われるんですけど、ピアノなんです。で、もちろん《田園》にピアノ(パート)なんてないんですよ。

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TENDRE:ですよね(笑)。

江﨑:学生のオーケストラって、受験とか部活とかで、コントラバスがいなくなっちゃうようなタイミングがあって。そういう時に「じゃあ今日はコントラバスとチェロお願いね」とか、そういう役回りでした。スコアを読みながら、全部ピアノでやるんですけどね。

TENDRE:全部のレンジを占めているのが、ピアノの強みではありますもんね。でもいいですね。パートを抽出して知るって、なかなか機会がないから、それはそれで面白そう。

江﨑:そうなんですよ。いろんなパートを弾いたなあという、思い出のある楽曲なんです。

第一楽章「田舎に着いたときの清々しい気持ち」

(音源提供 / NHK)

意外と身近な田園風景。

江﨑:第一楽章には「田舎に着いた時の清々しい気持ち」というサブタイトルがついているんですが。どうですか?  田舎に着いた時の清々しい気持ちといえば。

TENDRE:僕は最初、緑が生い茂って風通りが良い、そんな光景をイメージしてて。

江崎:僕は、上京してきた時に「田園調布」っていう駅があると知って、「ベートーヴェンの《田園》ってこれ?」って思ったんですけど、まったく自然がない(笑)。

TENDRE:おうちがいっぱいですね(笑)。

江﨑:だから日本だと、長野とか山梨とか、電車で移動する時に見える風景を想像します。

TENDRE:意外と身近な田舎みたいな方が、イメージ近いのかも。俺は神奈川出身ですけど、ちょっと行けば田舎っぽいところも多いし。

江﨑:ですね。各々の田園風景を思い浮かべながら聴いてみましょう。

指揮棒に集まる“フォース”。

江﨑:このスンとした空気の中に、指揮者が出てきて、拍手につつまれるあの瞬間。「始まる...!」って感じですね。指揮棒を構えて、手を持ち上げた瞬間に、場の力がそこに全て集まっていく。『スターウォーズ』のフォースみたいなものを感じます。

TENDRE:俺は吹奏楽をずっとやってたんで、コンクールの緊張感を思い出しますね。大人数の全神経がこの指先に集まっていくみたいな。今それ思い出しちゃってゾワってした。

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江﨑:この《田園》という曲も、出だしが小さな音から始まっていって。だんだん風景が広がって見えてくる。

TENDRE:自然にもいろんな表情があって、辿り着いた田園を見ながら、その壮大さを徐々に噛み締めていく感じがしますね。

江﨑:なんと言っても、メロディーがキャッチー。始まった瞬間に、これがこの曲の肝なんだと分かる構造になっています。

TENDRE:主題から始まって、ストーリーテラーが話してるというか。僕の場合だと歌詞を書いたりするんですけど、そもそもこの《田園》は、歌詞がない世界。本当に音楽だけでの表現力がすごく豊かだなと、改めて思いますね。

同じメロディーを奏であう、“音楽しりとり”。

江﨑:冒頭に提示したものを、曲の中頃とか終わりにも持ってくるっていう、曲作りを構造的にやるところが、またベートーヴェンのいいところ。難しい言葉だと“ソナタ形式”(*3)で書かれてる曲ですが。ポップスでは、Aメロ・Bメロ・サビ、みたいな構造がありますよね。同じテーマがいろんな調や、いろんな楽器で繰り返される。

TENDRE:ディテールの色付けだったり、転調の妙だったりが美しいですね。移り変わりゆく自然の流れというか。

江﨑:この「タンタラランラン」というモチーフも、いろんな形でいろんな場所に散りばめられていて。

TENDRE:まさにここ、ずっと反復している部分だけど、楽器の移り変わりがありますね。ヴァイオリンが入り、木管に移って、どんどん背景や登場人物が変わっていくみたいな。あっちでは同じメロディーを別の動物が言ってたけど、こっちでは小鳥が歌ってるとか。

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江﨑:なんかいろんな人が「しりとり」をしてるみたいだなと思うんですよね。「『タンタララン』って、誰かが言ってるなあ」「次、誰が言うんだろう」「ああ、なんかちょっと違う音になったな」とか。

奏者の表情を楽しむ。

TENDRE:あと、弾いている方々の顔を見るのが、僕は好きで。楽団の方々もすごい方が揃ってると思うんですけど、やはり表情に全てが出るなあ。

江﨑:楽しそうだなあとか。一人になる部分、緊張するだろうなあとか。

TENDRE:僕はそれ、めちゃくちゃありました。吹奏楽でトランペットをやってたんですけど、急に今日は1st(高い音の多いトップパート)やってくださいって言われて、緊張しました。「うわ、ハイトーン出るかな」って。

江﨑:奏者を観察するという点では、一番後ろにティンパニという楽器があるんですけど。大きな円盤が目の前にいくつか並んでるような楽器ですね。

TENDRE:でっかい太鼓みたいなね。

江﨑:あの彼が、いつ、動くのか。

TENDRE:いや、まだずっと待機時間ですからね(笑)。

第二楽章「小川の辺の風景」

(音源提供 / NHK)

水しぶきか、水面の煌めきか。

江﨑:第二楽章は「小川の辺の風景」というタイトルが付いております。僕はピーターラビットに出てきそうな、そういう小川を想像してますね。

TENDRE:導入は本当に優雅な小川のほとりが描かれていますね。この「タララララララ〜」と三度の動きみたいなもので、川の流れをイメージさせます。

江﨑:指揮者の方の手の動きを見ているだけでも、小川が見えてきそうですね。

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江﨑:このヴァイオリンの早い「タラララ」っていうトリルの動き、小川の淵の方にあるちょっと流れの早い水の部分みたいなものが見えてくる感じがします。

TENDRE:なるほど。僕が思ったのは、川の流れに太陽が当たってると、光るじゃないですか、水面が。

江﨑:ああ、キラキラキラって。いいですね。

TENDRE:そうそう。なんかこういう話できるの、めちゃくちゃいいですね。そういうイメージが各々描けるのもいいですよね。

ベートーヴェンと技術革新とシンセサイザー。

江﨑:この「タタタタタタ(ヴァイオリンのアルペジオ)」っていうのも簡単に演奏してらっしゃいますが。こういう反復のフレーズなんかも、今ではシンセサイザーで「ポポポポポポ」って一定のリズムで出せる。アルペジエーターっていうんですけど。

TENDRE:そうそう。マシンだとワンスイッチでレンジを選べる楽しさもあるけど。根源を辿ればこういう奏法から来ているものなんでしょうね。

江﨑:ベートーヴェンの時代はちょうどピアノにも技術革新が起きて今のような形になったりとか、あるいはメトロノームが発明されて固定のテンポが設定できるようになったりした時代でもあったみたいです。

TENDRE:メトロノームが生まれたのは、革新的な出来事だったんでしょうね。テンポ感は指揮者によっても変わるし、音楽の用語で言うなら「アレグロ(=陽気)」も、人によってそのニュアンスが違うから。

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カッコウ、ウズラ、楽譜で示される鳥たち。

TENDRE:ここのフルートの感じとかいいですね。鳴き声に近いのかなあ。

江﨑:それは鳥のですか?

TENDRE:鳥ですね。まさにこの《田園》、楽譜を見るともう鳥の名前の具体的な表記があるんですね。

江﨑:そうなんです。カッコウとか、ナイチンゲールとか、ウズラの鳴き声ですって、楽譜に書いてあるんですよ。

TENDRE:楽譜には、普通は強弱とか演奏方法の指示とか書いてあるんですけど、《田園》には、「次カッコウです」みたいなことも書いてあるんですね。演奏してる側からしたらすごくイメージしやすい。

江﨑:当時の音環境では、鳥の鳴き声が非常に音楽的に聴こえてたんだろうなあと思います。

TENDRE:フルート、オーボエ、クラリネットの、この3羽の鳥たちの掛け合いが印象的。ある種ひとつの効果音として聴こえてくるというのもおもしろいですね。

第三楽章「農民たちの楽しい踊り」

(音源提供 / NHK)

農民たちの踊り。

江﨑:続いては第三楽章「農民たちの楽しい踊り」です。

TENDRE:民族舞踊風で、メロディーラインも今までとだいぶ毛色が変わって。景気がついてきた感じがありますね。

江﨑:農民が踊ってるってことは、豊作だったんでしょうかね。

TENDRE:それこそ『ファンタジア』だと、ちょうどこの辺りがワインを作ってる場面だった気が…。街の人々が祝福をしてるのが、ダイナミックに描かれている気がします。

江﨑:低域の楽器がすごくかっこいいなあ。

TENDRE:急にレンジがガッと広くなった感じがありますね。

江﨑:一瞬だけ低域の楽器がフォーカスされて、ベースソロみたいな瞬間もあったりして。

TENDRE:コントラバスのメロディックなラインが生きてくる部分だったり、バトンパス的な上から下に降りてきたりするところが妙ですよね。

クラシックでEDM!?

TENDRE:ここ、全員が一度にワッと同じ主旋律を演奏するのが、(ドラゴンボールの)元気玉を投げるみたいですね。僕、高校生のときに一回ホルンやってくれって言われたんですけど、めちゃくちゃ難しくて。

江﨑:難しいですよね。

TENDRE:でもホルンはね、難しい分やっぱかっこいいですよ。オーケストラの中では“顔”な部分もあるかもね。

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TENDRE:今手前ぐらいまで、EDM感あったかもしれない。首振れるみたいな。

江﨑:首振れますね。

TENDRE:低音からグアーと持ち上げられる感じ、それこそシンベ(シンセベース)使ってる時みたいな。

江﨑:ロー感ね。みんなよくライブに行ったら低音が身体を突き抜ける感じがたまらないんだとか言いますけど、まさにその感じですよね。

TENDRE:コントラバスっていう一番でかい弦楽器の方が何人もいるわけで、考えたらすごい迫力ですよ。

第四楽章「雷・嵐」

ついにティンパニの出番。

江﨑:交響曲は基本的に四楽章形式で、楽章ごとに間が空くんです。ただこの《田園》に関しては、第三楽章から第五楽章まで、そのまま全部繋がって演奏されます。

TENDRE:お、ようやくティンパニの出番が。

江﨑:ついにやってきました。

TENDRE:やっぱパーカッションの醍醐味ですね。アタックがダイレクトに伝わってくるというか。

江﨑:ティンパニのおもしろいところは、打楽器なんだけど音程を調節するんですよね。ドラムとかって音程を意識することは、さほど多くない。だけどティンパニは1音1音が、ドレミファソラシドの何かに適用するように、チューニングをするんですよ。だから、打楽器でもありながらベースの補強でもある。

サウンドトラック的な音楽。

TENDRE:バーンって雷落ちたり、サウンドトラックっぽいですね。とても描写的。雷雨もいきなり強いし、急に晴れるし、また強くなるし、そこの描き方がリアルでおもしろいですね。

江﨑:この楽章までベートーヴェンは構造的に音楽を作ってきたのですが、この第四楽章は、構造的というよりも描写中心。まさに、サントラや効果音的。そのまま映画のシーンにも使えそうですもんね。

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ベートーヴェンの超絶技巧的指向。

江﨑:この第四楽章、コントラバスパートとか、鬼のように難しい。

TENDRE:ははは。結構動いてますね。

江﨑:ベートーヴェンは、超絶技巧的なものに挑戦をした作曲家でもあったとか。「演奏できないんじゃない?」というのも、一旦書いてみる。

TENDRE:そこに、ベートーヴェンの確固たる意志を感じますね。作家魂というか。

第五楽章「牧歌、嵐のあとの喜び・感謝の気持ち」

嵐が終わったあとの穏やかさ。

江﨑:無事、空が晴れて良かったですね。

TENDRE:良かった。

江﨑:第五楽章は「牧歌 嵐のあとの喜び・感謝の気持ち」というサブタイトルがついています。

TENDRE:なんかこの6/8拍子ってところが、嵐が終わった後の穏やかさをうまく表していますね。こう、ちょっとバウンドする感じ。

江﨑:再びすごく世界が開けた感じがしますね。そして管楽器も盛大に入ってきて。管楽器ってめでたいですよね、結婚式とかでも大活躍ですし。

TENDRE:そうそう、「パパパパーン」ってね。

「田舎の一日」の締めくくり。

江﨑:この第五楽章を聴いてると、同じフレーズがいろんな形で出てきて、美しいパズルのように曲が作られてるなって思う。

TENDRE:楽器ごとにキャラクターが当てはめられているのが、特にこの曲はイメージしやすい。川の流れだったり、空気の匂いだったり、鳥だったり。

江﨑:光の反射だったり。

TENDRE:僕は、最初の第一楽章から始まって、「田舎に久々に帰ってきた私の一日」みたいな、一日の流れを描いているような印象を受けた。「田舎めっちゃいい」「ああ小川きれいだった」「街楽しそう」「でも雨やば、ゲリラ豪雨きた」って。そして今、一日の締めくくりで、穏やかになっていく気持ちがします。

指揮者が手を下ろす瞬間まで。

江﨑:この表情。今にも泣きそうな指揮者の表情ですね。

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TENDRE:もう俺こういうの弱いんですよ。精神の共有みたいな感じがあるから。そこが集団で音楽をやる不思議さというか、醍醐味というか。俺、吹奏楽やってる時、めちゃくちゃ泣いちゃって。感動しすぎて。

江﨑:吹きながらですか?

TENDRE:吹きながら。

江﨑:演奏に影響が出そうですけど(笑)。

TENDRE:涙も鼻水も出ちゃって。吹奏楽もオーケストラも、それぐらい没頭できるものなんですよね。自分が音楽の一部になっているような。

江﨑:そうですね。やっぱりスピーカーとかマイクを使わずに、楽器そのものが振動している中に身を置くことの気持ち良さは、計り知れないですね。ああ、この最後の、指揮者が手を下ろすまで音楽は終わってないんだよ、というこの瞬間までが美しいですね。

TENDRE:本当に美しかった。

終演後に:情景を想像する余白を楽しんでみる。

江﨑:こうやって第一楽章から第五楽章まで通しで聴いてみると、物語を一つ読んだみたいな感じがしましたね。情景もそれぞれ思い浮かびますし。

TENDRE:クラシックの面白さって、何度聴いても新しい聴き方ができるところですよね。作り手の意思を色々調べて知って聴くと、全然味が変わってくる。それにベートーヴェンは、ちゃんと聴き手にも、各々の思い描く田園を想像させるような余白を作ってる。

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江﨑:本当ですね。ポップスの音楽に聴き慣れた方々からすると、歌詞がないっていうのは障壁になってるところもあると思うんですけど、「言葉にしないからこそ膨らむ想像力」みたいなところを楽しんでもらえるといいのかなあ、なんて思います。


注釈
*1ヘルベルト・ブロムシュテット・・・アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者(1927年- )。NHK交響楽団の桂冠名誉指揮者。90歳を越えた今もなお世界中で活発な演奏活動を行っている。2021年10月には約2年ぶりに来日し、N響の定期公演の他、全7公演を指揮する。NHK交響楽団10月定期公演の詳細はこちら

*2『ファンタジア』・・・1940年のディズニー製作アニメーション映画。監督はベン・シャープスティーン。有名な《魔法使いの弟子》や《くるみ割り人形》、《田園》など、8つのクラシック音楽をバックにした物語集となっている。

*3ソナタ形式・・・18世紀半ば〜19世紀初めの古典派の時代に発展した楽曲の形式の一つ。基本構成は、序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部からなり、二つの主題が提示部、再現部に現れる。


text / Hajime Isshiki edit / Mami Wakao photo / Eichi Tano 音源提供 / NHK


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