みんなのN響アワー|NHK交響楽団
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#2 グリーグの「ヒット曲」を、ポップスのフレーズに。
バルカン音楽やシャンソンなどヨーロッパを中心とした世界の音楽をルーツとしながら、独自の世界観をつくる姉妹ユニット、<チャラン・ポ・ランタン>。実は、彼女たちの楽曲には、ヨーロッパ民謡やクラシック音楽がたくさん隠されています。
たとえば、2015年にリリースされた「メビウスの行き止まり」という楽曲。こちらは、2021年10月のN響定期公演池袋Cプログラムでも演奏される、グリーグ作曲の《ペール・ギュン
#2 ブロムシュテット(N響桂冠名誉指揮者)|「互いを尊重し合うことが、オーケストラという奇跡を生むのだ」
名演が生まれる瞬間、ステージの中央に立ち全身を使ってタクトを振るうのが指揮者です。この連載では、N響にゆかりのある世界的な3人の指揮者が登場し、その仕事の裏側や醍醐味、そして彼ら一人ひとりが愛を注ぐクラシック音楽の魅力について、ポップミュージックを中心にジャンルを超えて活躍する音楽家たちから集めた5つの質問をもとに紐解いていきます。
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第2回となる今回は、198
#1 バッハはビートルズへ、ベートーヴェンはYMOへ。
街中で流れるポップミュージックの中にも、実はクラシック音楽のエッセンスが図らずとも入りこんでいます。曲の中にその一部がそのまま引用されているものだけでなく、音の重ね方やメロディーの作り方に関して影響を受けた音楽の元を辿ればクラシック音楽に行き着くことも。その関わり方のカタチは様々です。「クラシックは、元ネタだ。」は、クラシック音楽をルーツに持ちながら現代のポップスシーンで活躍する音楽家・江﨑文武さ
もっとみる#1 パーヴォ・ヤルヴィ(N響名誉指揮者)|「これからの音楽家に必要なのは、変化とアイディアである」
<質問したミュージシャン>
<答えた指揮者>
Question1
Answer1
音楽家を目指すきっかけは人それぞれですが、私の場合、家族の影響が強いように思います。音楽一家に生まれ、母のお腹の中にいる時から音楽を聴いていたので、クラシック音楽は、赤ちゃんが言葉を習得するように、ごく自然に自分のものとなりました。特に、音楽に強い情熱を注ぐ指揮者の父ネーメ・ヤルヴィ(*1)は、私が小さな頃か
#1 松田拓之(N響ヴァイオリン奏者)|初心を思い起こさせてくれる一節。
はじめてクラシック音楽の豊かさを教えてくれた曲、プロの音楽家を志すきっかけになった曲、壁にぶつかった時に立ち戻る曲。N響で活躍する楽員一人ひとりには皆、それぞれ大切にしている1曲があります。連載「あの名曲、この一節」では、毎回N響メンバーが思い入れのある曲の1フレーズを生演奏し、その曲にまつわるエピソードをお届けしていきます。
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第1回となる今回は、ヴァイオリン奏