みんなのN響アワー|NHK交響楽団
みんなでつくる、N響の“ORCHESTRA”。
そもそもN響の歴史とは? コンサートにはどうやって参加するの? といった基本的なことから、知られざるN響の秘密まで、「O・R・C・H・E・S・T・R・A」を頭文字にもつキーワード毎に紹介していきます。
〇〇回目の、N響。
生のクラシックコンサートの醍醐味は、何回訪れても、常に新しい感動や発見が得られること。例えば、はじめて訪れた時にはただひたすら音に身を委ね、2度目のコンサートでは奏者の表情に注目し……、回を重ねれば、お馴染みの楽員を目で追うようになることもあるかもしれません。この連載企画「〇回目のN響」では、はじめての方にもそうでない方にもN響のコンサートを鑑賞してもらい、会場でどんな体験ができたのか、その日の演奏からどんなことに思いを巡らせたのか、話を聞いてみます。
「100回目(?)のN響は、人の心を動かす姿勢を教えてくれた」|山本憲資さん(Sumally Founder & CEO)
永い時間をかけて、一流の音楽家たちが紡いできたもの。10年ほど前、30代に差し掛かったあたりから、クラシックのコンサートによく足を運ぶようになりました。それまでも時々は行ってはいたのですが「なんだかすごいな」と感じる程度でした。いつからかあらかじめ曲目を予習してから現地に行くようになり、よりクラシック音楽を愉しめるようになったんです。今では、多い時は週に複数回コンサートに足を運ぶことも。N響だけでも毎年10回前後を10年以上は続けているので、100回くらいは観ているのではない
ファビオ・ルイージ、「美」を語る。
2022年9月、NHK交響楽団は首席指揮者にファビオ・ルイージを迎えます。各国の一流オーケストラに客演するだけでなく、数々のオペラハウスでも実績を重ねるなど、交響曲とオペラの両輪で活躍し、その豊かな経験に裏打ちされた瑞々しい演奏は、世界中のクラシックファンを魅了しています。そして、音楽はもちろんのこと、文化や芸術、ファッションなどさまざまなカルチャーにも深い知見を持っているところもファビオのユニークさのひとつ。どんなものから影響を受け、その豊かな美的感覚を育み、そしてどんな思いで音楽を奏で続けているのか。首席指揮者就任に先駆けて、全4回にわたってファビオが語る「美」の秘密に迫ります。
名曲の「ココ」を聴こう。
長くて難解なイメージを持たれがちなのが、クラシックの楽曲。現在のトレンド音楽のなかにもそのエッセンスは散りばめられていますが、いまいちどんなふうに楽しんだらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか? この連載「名曲の『ココ』を聴こう」では、クラシック音楽にも影響を受けながら、ポップミュージックシーンで活躍しているミュージシャンたちがクラシック曲の聴きどころをピックアップし、その面白さを解説します。